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“幻の”東京五輪マラソンコース    -3つめの時代を迎えるおじさんからのお願い- 

願い:1.願うこと。また、その事柄。「願いを聞き入れる」「願いが届く」 2.手続きを踏んで願い出ること。また、その文書。「願いを出す」「退職願い」・・・goo辞書より抜粋




先頃、東京五輪2020のマラソンコースが発表されました。新旧の東京の名所を織り込んだなかなかに心憎いコース設定です。
そこで、このマラソンコースを辿り、コースが横切る廃河川・掘割を紹介し、改めて東京の名所旧跡を訪ねてみよう、という企画に取り組むことに致しました。

4月1日とうとう新元号が発表になりました。

令和

日本の古典である万葉集からの出典ということで、従来の中国の古典より定められた元号とは一味違うものになっています。“好ましいやわらかさ”なんていうイメージなのでしょうかね。まさか3つめの時代(昭和~平成~令和)を迎えることができるなどとは思っても見ませんでした。まあ、2度めの東京オリンピックというのも自分にとってはすごいっちゃすごいのですが....。

本題に戻りましょう。今回も江戸城の外堀となる『紅葉川』に注ぐ支流の紹介です。
その支流は神楽坂にほど近い東京理科大学神楽坂キャンパスの北側から回り込んで『紅葉川(外堀)』に合流します。正確な始まりはよくわかりませんが、神楽坂若宮八幡神社の北側あたりから暗渠道を辿ることができます。

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ちょっと粋な感じのする(あくまでも個人的感想です)暗渠道です。

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左手に銭湯の熱海湯を見るあたりから緩やかに右に弧を描きます。

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東京理科大学の敷地を右に眺めながら『紅葉川(外堀)』に向かって進んでいきます。キャンパスには泉鏡花や北原白秋が住んだ貸家跡があり、案内板が設けてあります。

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選手一行は神楽坂下交差点の寸前でこの支流を渡ります。
右手には『外堀』を不法占拠状態で営業が継続されている(と称される)デッキサイド形式の某デートスポットがあり、若い方で賑わっています。不法占拠についてはカナ○カフェ側の言い分もあると思いますので、この場でこれ以上のつっこみは致しませんが...。

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すぐ脇にある神楽坂は特殊な道路でして、午前中(0時から12時まで)は下りの一方通行路、午後(12時から24時まで)は上りの一方通行路と、時間帯によって進行方向が変化する道路です。

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もっともらしい理由として取り沙汰されるのが、日本列島改造論を展開した田中角栄元総理大臣の御屋敷が目白にあり、国会や自民党本部に行くために午前中は下りに、午後は目白の御殿へお戻りになるので上りの一方通行になる、というものです。もちろんデマです、はい。でも、こんな都市伝説っぽいデマも信じる方がいてちょっと驚きます。
そういえば、東京理科大学神楽坂キャンパス内にある泉鏡花の旧居跡を見ていた際にたまたま通りがかったデートと思しき若い男女の会話が聞こえてしまったのです。
「泉鏡花と北原白秋って同棲してたんだ(笑)」「へぇ~」って...。
「泉鏡花は男だ。何勘違いしているんだよ」と心の中でそっと呟いたものです。
これもアニメの影響なのでしょうね。前回、東京アニメセンターを紹介しましたが、アニメ文化の拡がりと影響力の大きさについて考えさせられてしまいました

泉鏡花

泉鏡花の本名は泉鏡太郎といい、れっきとした男性です。デマではありませんが、改めてアニメの持つ力に脱帽してしまいます。某野良犬の中でさえ異能と称しているのですが、中島敦は虎にはならないし、芥川龍之介もあんなミイラのようなスタンドみたいなモンを体内に飼っているわけではありません。あ、スタンドって別に知らなくてもいいです。大した問題じゃありませんので...。
まあ、フィクションだからそんなこともアリでしょうし、性別の変更とかもあったっていいのですが、それを安易に信じ込んでしまうのはお願いだからやめて下さいね。アニメが悪いのではないのです。アニメがおバカを生むのではなく、おバカをあぶり出しているだけですからね。くれぐれもお間違いの無いように衷心より申し上げておきますです。

 ※東京五輪2020マラソンコース・・・クリックしてご覧下さい。

注)拙ブログにて紹介しております流路地図は、拙ブログに記載している内容をご理解いただくための補助資料として用意しております。第三者に提供したり、共有したりすることを想定して制作しておりません。私的な探究心の備忘録としてご覧願えれば幸いです。

本文中にてご紹介する人物(キャラ等も含む)は、原則として、敬称を略すことで統一しております。しかし、ちゃらんぽらんな性格故、この原則は必然的になし崩しとなる可能性が高いものとご認識下さい。
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Posted on 2019/04/03 Wed. 00:00 [edit]

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